電子部品が机に散乱していたり、部品箱に無造作に放り込んで中身がカオスな状態になってしまうことは電子工作や回路設計をしている多くの方が経験していることではないでしょうか。
広いスペースがあって、大きな部品棚が置ける場合は問題ないと思いますが、個人の場合なかなか大きな棚を置くスペースが無く、小さな部品収納用の箱に全て押し込んでしまいがちですよね。(自分はそうでした)
少ないスペースでうまく整理整頓する方法は無いものかと考えた結果、下記の方法はなかなか良い感じだったので紹介します。
「大きめのチャック袋に部品を入れて並べて収納するだけ!」
ざっくり言うとこれだけです。
もう少し詳細な手順は下記のようになります。
1. 決まった大きさのチャック袋を用意する
部品を収納する袋の大きさを統一することで、収納スペースにしまう際に並べやすく取り出しも楽になります。
ポイントは後から部品を追加できるように少し大きめのチャック袋を用意することです。
自分の場合は秋月電子さんで売っている「110mm x 145mmのチャック袋 100枚入り」を使っています。
2. 部品の種類ごとに分けてチャック袋に入れる
持っている部品数が多い場合、この作業は結構手間ですが一度やれば済みますので頑張りましょう。。
自分の場合、部品種類の分け方はあまり厳密な分け方はしていません。
よく使う抵抗やコンデンサなどは定数ごとに分けていますが、その他の部品は「トランジスタ」、「ロジックIC」、「ダイオード」、「コネクタ類」などのようにざっくり分けています。
また、特定のICなどは型番ごとに分けたりもしています。
3. 収納用のスペース(部品箱やキャビネットなど)に入れる
ここのポイントは部品を入れた袋は積み重ねずに立てて並べると取り出しやすくなります。
さらに改善するには
- 厳密にどの場所にどの部品があるかわかりづらいので、部品種ごとに色付きインデックスラベルなどをつける
- 一定期間(1年以上など)使わない部品は思い切って処分する
- よく使う部品は手前に置くようにすると使わない部品は奥の方に行くので、処分する際は一番奥の部品から処分して行く
- かさばる部品は並べづらいので、この点はもう少し工夫が必要かもしれない
など、まだまだ改善の余地はありますが、これだけでもカオス状態に比べてだいぶ見通しが良くなり、部品を探すのも楽になりました。